制作の流れ

オルクリエイションでデザインが制作される過程の一例として、企業ロゴマークの制作過程を紹介します。
案件の規模や予算、制作物の内容によって大きく変わる部分もありますが、概ねこのような流れで制作されます。 もちろん、これ以外にも様々なプロセスにフレキシブルに対応できますので、お気軽にお問い合わせください。

1.お打ち合わせ
2.ヒアリング・リサーチ
3.ラフ案制作(初回提案)
4.デザイン制作
5.デザイン決定
6.納品・お支払い
step1
お打ち合わせ
目的
1.内容の確認
2.納期の確認
3.予算の確認
ロゴ完成までには、複数回のお打ち合わせを重ねることになりますが、まずお問い合わせ後の初回お打ち合わせをいたします。 最初にお客様のご要望や目的、ご予算、運用スケジュールなどの概略について伺わせていただきます。

1.まず、ご依頼内容のご確認と、制作範囲の絞り込みをいたします。

ロゴを新規作成またはリニューアルする経緯や目的・ご要望を伺いながら、ロゴのみの制作で良いのか、周辺のツール類の作成や展開の提案まで必要かの判断をしていきます。

2.次に、ご使用開始時期を確認の上、納品までの概略スケジュールを立てます。

ロゴを使用される時期や、印刷物に使用される場合の納品期限から逆算し、おおよそのスケジュールや、お互いに準備することを決めていきます。

3.ご依頼内容とご予算に基づき、制作の方向性を決めさせていただきます。

ロゴを新規作成またはリニューアルする経緯や目的・ご要望を伺いながら、ロゴのみの制作で良いのか、周辺のツール類の作成や展開の提案まで必要かの判断をしていきます。

ご 契 約

後日、お見積書やお支払い条件等をご確認いただいた上で、正式なご発注・ご契約となります。必要に応じて、ご契約書の取り交わしをいたします。

step2
ヒアリング・リサーチ
目的
1.課題の把握
2.目標の設定
3.言 語 化
ロゴを作ることはデザイン業務ですが、作業に入る前に最も重要なことが「ヒアリング」になります。 ヒアリングは、どんな形や色のロゴマークが良いかをただ聞くことではなく、そもそもなぜ作るのか?現状の課題や問題点はどんなことで、理想の目指す姿はどこなのかを時間をかけて深いところまで引き出せるか、です。 そしてその強い「想い」をどれだけ具体的に言語化できるか、核になる「キーワード」として抽出できるかが、ロゴマークに血の通った「コンセプト」を込めることにつながっていきます。

1.ご担当者様へのヒアリング/トップヒアリング/社内ヒアリングを行います。

現状の課題や改善点のみならず、決済者へのヒアリングでは「経営理念」や「ビジョン」などについてもお聞かせください。社員・スタッフの皆様からもご意見を伺い、ボトムアップで進めることもあります。下記リンク先の「ヒアリングシート」に直接ご記入の上、ご送信いただくか、打ち合わせの中でお聞かせください。

2.経営理念やビジョンに沿った「目指す目標」明確にします。

ロゴを作り、使用されることによって、どんな効果を期待し、どんな姿を目指していきたいかを言葉として紡ぎ出していきます。企業価値を高めるロゴができるための土台をしっかり築きます。

3.「想い」を「言語化」することで、企業の核になる「キーワード」を抽出します。

ヒアリングを通して、「理念」、「ビジョン」や「想い」からいくつかのキーワードを抽出し、言葉のイメージを絞り込んでいきます。このキーワードがロゴを作る上での重要なコンセプトと方向性を形作ります。

デザインコンセプトの整理

ヒアリングの情報を整理し、同業他社の状況や取り巻く環境などの市場調査も加味しながら、デザイン開発に必要な要素を取りまとめていきます。

step3
コンセプト・デザインラフ提案
目的
1.コンセプト確定
2.ラフ案すり合せ
3.方向性の確定
ヒアリングで言語化されたキーワードを元に、核となる「デザインコンセプト」をご提案させていただき、表現や内容に齟齬がないか確認させていただきます。 コンセプト案と共にロゴデザインのラフ案をご用意し、方向性を絞るための意見交換を通して、コンセプトや認識のズレをすり合わせていきます。

1.デザイン開発の核になる「コンセプト」を確定させます。

整理されたヒアリングの情報からデザインの方向を指し示す「コンセプト」を確定させます。この時点で方向性を相互に確認しておくことでイメージの共有を図り、プロジェクトをスムーズに進められます。

2.コンセプトを元に、ラフ案の中から方向性を探ります。

コンセプトの確認とともに並行して、方向性に合うロゴデザインのラフ案をご提示させていただきます。この段階で言葉(コンセプト)とビジュアル(ロゴ)のイメージをすり合わせていきます。

3.ロゴデザインの方向性を確定させます。

ロゴデザインのラフ案を元にディスカッションを通して、デザインの方向性を絞り込みます。(1〜3案)
※予算規模と内容により、ディスカッションの回数や絞る案の数は変動します。

デザイン制作

確定したコンセプトとデザインの方向性をベースに、提案用のロゴデザインを作り込んでいきます。必須のツール等があればこの時点で仮作成を並行して進めます。

step4
デザインプレゼンテーション
目的
1.デザイン提案
2.修正・再提案
3.細部調整
いよいよコンセプトやロゴデザインを導き出した理由やロジックをまとめた提案資料とともに、ロゴデザインのプレゼンテーションになります。 前段まででコンセプトやイメージの共有を図っているため大きな齟齬は発生しにくいですが、細かな部分を詰めながら一つのデザイン案に絞り込んでいきます。 確定までには何度かの修正・再確認の工程を繰り返すこともあります。デザインが決定するまでに細部のブラッシュアップを経てデザイン精度を高めていきます。

1.ご担当者様または代表者の方へのプレゼンテーションを行います。

ロゴデザインのプレゼンテーションは、ここまで詰めてきたロゴデザインの案を一つの方向に集約していくために行われます。この時点で追加案の検討が行われることもあります。

2.ご意見や社員の方々のフィードバックを元に修正・再提案を行います。

プレゼンテーションを通して得られたご意見や現場の方々などのフィードバックを参考に、必要な修正と再提案を行い、デザインを詰めていきます。

3.デザインが絞られたら、細部のブラッシュアップを通しクオリティを高めます。

デザインがほぼ絞り込まれると、運用に向けた調整やデザインの精度を上げていくためのブラッシュアップを繰り返して微調整していきます。

デザイン決定

何度かの修正と再確認、経営陣の最終判断を経てデザインが決定します。
※意匠調査など必要に応じて実施する場合もあります。

step5
ロゴ確定・デザイン展開
目的
1.ロゴ確定
2.マニュアル作成
3.展開物作成
承認を経てロゴデザインが確定しましたら、ロゴ運用に向けてデータの整備とマニュアル化を進めます。 併せて、名刺や封筒などのツール類から看板やサイン計画まで必要に応じたアプリケーションデザインの作成も進めていきます。規模の大きなCI導入の場合、3ヶ月ほどお時間がかかることもあります。

1.確定したロゴデザインの運用計画の検討に入ります。

確定したロゴをどの範囲まで適用するか、緊急性の高い展開ツールの作成の検討をします。
※ロゴのみで完成の場合は、簡易マニュアルとともに納品をさせていただき、完了となります。

2.必要に応じたロゴ運用のマニュアルを作成します。

ロゴデータは、色や寸法などの仕様規定を最低限決めておかないと、バラバラの運用になりがちです。そこで一定の運用ルールをマニュアル化することで、ブランドイメージの統一性を維持してきます。

3.アプリケーション(ツール)類の作成をします。

ロゴの運用計画に基づいて、必要なツール類のデザイン作成を進めます。マニュアルやルールに沿って、ロゴのイメージや世界観で統一感を出せるようにディレクションしていきます。

デザイン納品

確定したロゴと、マニュアルを含めたデータ一式をCD-Rなどのディスクに保存し、マニュアルの出力紙とともに納品をさせていただきます。

step6
納品・お支払い
1.デザイン納品
2.導入開始
3.お支払い
ロゴデザイン、もしくはマニュアルのデータが完成した時点で、デザインデータの先行納品を必要に応じて行います。 それ以外のデザイン・印刷物が発生している場合は、都度スケジュールに沿って納入させていただきます。デザイン費及び印刷費用などは、お支払い条件に合わせてご請求をさせていただきます。

1.デザイン制作物とデザインデータの納品を行います。

まず、完成したロゴデザイン及びロゴ運用マニュアルの納品データをご用意いたします。その他アプリケーションデザインの制作物はスケジュールに合わせて納入させていただきます。

2.完成したロゴがWebやツールで運用が始まります。

納品されたロゴデータや各種印刷物・制作物は運用計画に沿って導入がスタートします。

3.お見積りに沿ったデザイン費及び印刷制作費のお支払いをお願いいたします。

当初のお見積りまたは追加修正が反映されたお見積書に従い、ご請求書を送付させていただきます。お支払い条件に沿ってお振り込みをお願いいたします。

レビュー・ヒアリング

ロゴデザイン導入後も、ぜひご意見・ご感想をお聞かせください。評価やレビューを通して、さらなる推進や改善のフィードバックに活かしていきます。

デザインのご依頼・ご相談は、contactページよりフォームにてお気軽にお問い合わせください。

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